新品よりも安く購入できる中古品。「ほしいものはあるけれど、新品での購入は難しい」と考えた人は多いはず。新品は無理でも、町中にあるリサイクルショップやフリーマーケットで商品を手に取る機会は少なくないはずです。ここでは、リサイクルショップを開くために必要なことや販売する商品の探し方などについて解説しています。依頼
リサイクルショップとは
リサイクルショップは、中古商品を売買するお店のことです。取り扱う商品は衣類、家具はもちろんスポーツ用品、靴、楽器、レコードなどさまざまです。
リサイクルショップの特徴として、通常価格で販売している小売店よりも粗利益が高い点です。お店の経営を続けていく上で、粗利益は非常に重要であり、お店のもうけを出していくためにも重要な要素です。
リサイクルショップに適用される法律
リサイクルショップには古物営業施行規則が適用され次のようなものを販売できます。
- 衣類
- 美術品類
- 事務機類(タイプライター、レジスター、ワードプロセッサー、タイプライター、ファクシミリなど)
- 自転車類(部品を含む)
- 書籍・金券類
また、景品表示法、廃棄物処理法、特例商品取引法、個人情報保護法も適用されます。
必要な手続
リサイクルショップを開設するには、初めに県の公安委員会に古物商として営業許可を申請しなければなりません。申請窓口は所轄の警察になります。必要な書類は、個人の場合、住民票、身分証明書、登記をされていないことの(※成年被後見人・被保佐人に登記されていないこと)証明書、直近5年間の略歴書、誓約書となります。法人の場合、個人の必要な書類プラス法人の登記事項証明書、法人の定款(社内の法規)を提出しなければなりません。ただ、場合によっては店舗の賃貸契約書のコピーが必要になることもあります。
なお、申請時に19,000円の手数料が必要です。申請中に許可を取り下げたり、許可がおりなかったりした場合手数料は戻ってきません。申請の細部は近くの警察署に確認してみるといいでしょう。
商品の仕入れ方
商品の仕入れ方法としては、古物市場、オークション、フリーマーケット、ネットオークションなどがあります。オークションにはさまざま中品が集まってくる一方で、リサイクルショップ経営者などのプロが集まり、めぼしい商品を求めて競り合うことになります。フリーマーケットやネットオークションには一般消費者も出品しているので、いい品を見極める力が必要になでしょう。
どうやって集客をする?
商品を仕入れたら、お客様を集めて利益を出さなければなりません。まずは、店舗の存在を知ってもらう必要があります。そのため、チラシを使って人通り場所でビラを配るなどして、地域の人にお店の存在を知ってもらうようにしましょう。
また、現代ではSNSを使った集客も欠かせません。ブログやフェイスブック、Instagramなどを利用して、情報を積極的に発信しましょう。